おすすめの本




 トルコを旅行するにあたって、読んでおいた本、ガイドブックを紹介します。


1.「コンスタンティノープルの陥落」(新潮社) 塩野七生著

 東ローマ帝国(ビサンチン帝国)の首都として一千年余りも栄えたコンスタン
ティノープルが陥落するまでの攻防を描いた本。
 難攻不落と言われた城壁をもつコンスタンティノープルをオスマン・トルコ軍が
いかにして攻略するか、また、その攻めをいかにしてもちこたえるか。トルコ軍
16万に対してビサンチン側4万(戦闘員8千、他は住民)。50日以上続く攻防
がスリリングに描かれています。


2.「来て見てトルコ」(凱風社) 小林けい著

 マンガやイラストをからめたトルコ旅行記。
 遺跡巡り中心に細かく観察されており、ガイドブックに載らないようなことまで
書かれています。読みやすく、ためになる一冊です。


3.「地球の歩き方 〜イスタンブールとトルコの大地〜」(ダイヤモンド社)

 ガイドブックのバイブルのような本。
 観光地や食事、お土産、ホテル等、細かくまで掲載されています。
 このガイドブックのいいところは、旅行者の体験談が載っているところ。観光地
の良いところ悪いところ、気をつけるべきところ等、とても参考になりました。
 ただし、取材から日数が経っていることもあり、所々、実際とは異なるところが
あります。このため、「地球の迷い方」と言っている人もいます。


4.「好きになっちゃった イスタンブール」(双葉社)

 イスタンブールでフリーを考えている人には絶対におすすめの本です。
 この本は、以下の章で構成されています。

 ・第1章 イスタンブールでこんなことしちゃいました
 ・第2章 イスタンブール路上探索隊は今日も行く
 ・第3章 金のない食いしんぼ 旅行者はトルコへ行け
 ・第4章 イスタンブールの裏町芸能館
 ・第5章 いまどきのイスタンブールで遊んじゃう
 ・第6章 ご招待大好きトルコ人の家におじゃまします
 ・第7章 トルコ国内あっちこっち戸惑い旅
 ・第8章 こんなに安くなる。イスタンブール丸得旅行術

トルコのガイドブックに書かれていない生のトルコ体験談がいっぱい掲載されて
おり、とても楽しかったです。読んでいて、「あるある」とか「なるほど」とか
思う箇所ばかり。是非、読んでみて下さい。


5.「トルコで私も考えた」(集英社) 高橋由佳里著(2000.11.26追加)

 トルコ旅行から長期滞在、そしてトルコ人と結婚した著者が、トルコ旅行、
生活・習慣をマンガで紹介。ひとつひとつについて、自分の体験談を交えて、
とてもわかりやすく書かれており、ためにもなる本です。現在2巻まで発売。
トルコについて(特に生活・習慣について)知るには、この本が一番です。


2000.03.25追加分

「地中海紀行 ビサンティンで行こう!」(東京書籍)益田朋幸著(Kooさんより)

 トルコ・マケドニア・ギリシア・イタリアと巡るビサンチン美術の本です。
 アヤソフィアの見学の仕方やイスタンブール(コンスタンティノーブル)の
 見所、ビサンチン美術のなどを分かりやすく解説しているだけではなく、土
 地の名物料理なども紹介しています。トルコへ行く前に読んでおきたい1冊
 です。(この本を持ってイスタンブールに行きたい!)


「トルコ 古代都市を歩く」(平凡社 コロナ・ブックス)小田陽一著(Kooさんより)

 これもトルコ旅行にオススメの1冊です。
 去年、帰国後に発刊された本で本屋で見付けた時は地団太を踏んでしまいま
 した。こっちのほうがトルコ旅行向きだと思います。「るるぶトルコ」を
 持って行くならこの本を持って行ったほうがいいですね。エジプシャン・
 バザールのことも載っているので買い物とかに興味がある人にもいいかも…